ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、買い戻し

 29日のニューヨーク外国為替市場でドル円は買い戻し。4時時点では155.09円と2時時点(155.22円)と比べて13銭程度のドル安水準。米連邦公開市場委員(FOMC)の結果発表まではやや上値が重かった。ただFOMCでは市場予想通りにFFレート誘導目標が4.25-4.50%で据え置かれると、結果発表後に米長期金利の上昇に連れてドル円も155.48円付近まで上昇。この後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の会見待ちとなっている。

 ユーロドルは小安い。4時時点では1.0417ドルと2時時点(1.0415ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準。FOMCの結果発表まではもみ合いだったが、発表後は1.04ドルを割り込んでいる。

 ユーロ円も小安い。4時時点では161.56円と2時時点(161.67円)と比べて11銭程度のユーロ安水準。トランプ政権当局者が「エヌビディアの中国販売抑制の厳格化を協議」との報道が伝わると、エヌビディア株とナスダック総合が一時急落。クロス円の反応は限られたが、やや上値が重くなり161.50円台まで下押しした。ただFOMC後には下値も支えられている。
 

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.94円 - 155.79円
ユーロドル:1.0383ドル - 1.0444ドル
ユーロ円:161.31円 - 162.49円


(松井)
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