ドル円、戻り鈍い FRB議長「インフレに関する文言削除は短縮を選択しただけ」

 ドル円は戻りが鈍い。米連邦公開市場委員会(FOMC)声明文で前回までの「インフレ率は委員会の2%の目標に向けて進展している」との文言が削除されたことを受けて、米長期金利の上昇とともにドル買いが先行すると一時155.61円付近まで値を上げたものの、買い戻しが一巡すると再び上値が重くなった。
 パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長がFOMC後の会見で、インフレに関する文言の削除について「短縮することを選択しただけ」「シグナルを送るためのものではない」との見解を示したことが相場の重しとなった。4時53分時点では155.11円付近で推移している。


(中村)
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