東京外国為替市場概況・17時 ドル円、方向感でず

 30日午後の東京外国為替市場でドル円は方向感がでなかった。17時時点では154.54円と15時時点(154.48円)と比べて6銭程度のドル高水準だった。15時過ぎに伝わった氷見野日銀副総裁の発言は、想定されたほどタカ派でなかったことから一時154.74円前後までドル高円安に振れた。ただその後、時間外の米10年債利回りの低下を眺めながら一転下落し、154.30円台まで下押す展開に。もっとも東京昼前につけた154.29円が目先の支持水準として意識され、再び154.60円台まで持ち直す場面もあった。

 ユーロ円は売り一服。17時時点では161.11円と15時時点(161.00円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。東京午前から続く円買いが再び持ち込まれると、160.74円までユーロ安円高が進行。しかしながら一巡後は、強含む欧米の株価先物指数が支えとなり161円台を回復し、161.10円台まで下値を切り上げた。

 ユーロドルは17時時点では1.0427ドルと15時時点(1.0422ドル)と比べて0.0005ドル程度のユーロ高水準だった。1.0410ドルまで下押すも売りの勢いは続かず、1.0420ドル台まで持ち直した。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.29円 - 155.25円
ユーロドル:1.0410ドル - 1.0429ドル
ユーロ円:160.74円 - 161.80円


(小針)
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