欧州外国為替市場概況・22時 ドル円 下値を広げる

 3日の欧州外国為替市場でドル円は下値を広げる動き。22時時点では154.56円と20時時点(154.94円)と比べて38銭程度のドル安水準だった。欧米株価指数の軟調な動きを背景としたリスク回避の円買いが優勢となるなか、一時プラス圏に浮上した米10年債利回りが再び低下に転じ4.50%近辺まで下押した動きにも後押しされ、154.30円まで日通しの安値を更新した。

 ユーロドルは小幅の買い戻し。22時時点では1.0258ドルと20時時点(1.0243ドル)と比べて0.0015ドル程度のユーロ高水準だった。ドル円のドル売りや米長期金利の低下を支えに戻り高値となる1.0278ドル近辺まで買い戻しが入ったものの、依然として上値は重く1.02ドル半ばに押し戻された。

 ユーロ円は上値が重い。22時時点では158.54円と20時時点(158.71円)と比べて17銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルの買い戻しとドル円の下げに挟まれ値動きは限られるも、158円半ばを中心に上値の重い動きとなった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:154.30円 - 155.89円
ユーロドル:1.0141ドル - 1.0308ドル
ユーロ円:158.00円 - 159.98円


(金)
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