今日の株式見通し=堅調か 米国株は下落も売り一巡後は値を戻す

 東京市場は堅調か。米国株は下落。ダウ平均は122ドル安の44421ドルで取引を終えた。トランプ関税リスクを嫌気して売られる展開。ただ、序盤に600ドル超下げたところからは大きく値を戻した。メキシコに関して関税発動の延期で合意したと伝わったことが買い戻しを誘った。ドル円は足元154円80銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて295円高の38895円、ドル建てが345円高の38945円で取引を終えた。

 関税に関しては日経新聞電子版がメキシコだけでなくカナダとも1カ月の延期で合意に至り、中国とも協議を行うと報じている。きのうの日経平均は関税実施を見込んで1052円下げており、きょうは前日大幅安の反動で買いが入ると予想する。引き続きトランプ大統領の言動には振り回されると思われるだけに、全戻しまでは期待しづらい。それでも、下値不安が後退して決算発表銘柄の反応が良くなることで、場中はしっかりとした動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは38750円-39200円。

(小針)
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