東京マーケットダイジェスト・6日 円一進一退・株高

ドル円:1ドル=152.42円(前営業日NY終値比▲0.19円)
ユーロ円:1ユーロ=158.30円(▲0.45円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0386ドル(▲0.0017ドル)
日経平均株価:39066.53円(前営業日比△235.05円)
東証株価指数(TOPIX):2752.20(△6.79)
債券先物3月物:140.51円(△0.14円)
新発10年物国債利回り:1.260%(▲0.020%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
      <発表値>     <前回発表値>
対外対内証券売買契約等の状況(前週)
対外中長期債
    1兆4584億円の処分超 1931億円の取得超・改
対内株式
     3152億円の処分超  7527億円の取得超・改

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は方向感がない。朝方に152.75円まで値を上げたものの、田村日銀審議委員が中立金利について「最低でも1%程度」との見解を示し、物価目標を達成するために「2025年度後半には少なくとも1%程度まで短期金利引き上げが必要」と述べると、日銀の早期利上げ観測から売りが優勢に。昨日安値の152.12円を下抜けて151.82円と昨年12月12日以来の安値を付けた。ただ、152円割れで下値の堅さを確認すると、一巡後はショートカバーが入り152円台半ばまで反発している。

・ユーロ円は弱含み。田村委員のタカ派的な発言を受けて円高が進むと157.92円まで売り込まれた。その後はドル円が反発したため158.40円台まで下げ幅を縮めたが、ユーロドルが下げた影響などからドル円ほどの戻りは見られなかった。

・ユーロドルは小安い。1.04ドル台での頭の重さが意識されたほか、時間外で小幅ながら米10年債利回りが上昇したことも重しとなり、一時1.0385ドルまで値を下げた。

・日経平均株価は3日続伸。昨日の米国株高の流れを引き継いだほか、アジア株が総じて上昇したことも追い風となった。日銀の利上げ観測から伸び悩む場面もあったが、下値は堅かった。

・債券先物相場は3営業日ぶりに反発。田村委員の発言で日銀の早期利上げ観測が高まると一時140.36円まで下落した。ただ、午後に実施された30年債入札が強い結果だったことで買い戻しが強まると140.53円まで反発した。


(越後)
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