ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロドル、下落

 7日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下落。2時時点では1.0328ドルと24時時点(1.0380ドル)と比べて0.0052ドル程度のユーロ安水準だった。「トランプ米大統領は共和党議員らに対し、早ければ金曜日(本日)にも相互関税を発動する計画だと伝えた」との報道が流れ、関税が米インフレやリスク回避の動きにつながるとの見方からか対ドルで各通貨の下落が目立つ動きに。ユーロドルは2時過ぎに1.0322ドル、ポンドドルが1.2385ドルまで下落。対米ドルで豪ドルは一時0.6258ドル、NZドルは0.5646ドルまで下振れた。

 ドル円は重い動き。2時時点では151.30円と24時時点(151.56円)と比べて26銭程度のドル安水準だった。米相互関税報道が伝わるなか、米株の下落もあってドル円はリスク回避の動きに。東京タイム午前につけた150.96円を割り込み、150.93円まで下落幅を広げた。

 ユーロ円は軟調。2時時点では156.26円と24時時点(157.36円)と比べて1円10銭程度のユーロ安水準だった。米相互関税報道を受け、対ドルで各通貨が下落して円も買われた。ユーロ円は155.87円と、昨年9月16日以来の156円割れとなった。ポンド円も187.06円、豪ドル円は94.49円、NZドル円は85.27円まで下落した。
 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.93円 - 152.42円
ユーロドル:1.0322ドル - 1.0409ドル
ユーロ円:155.87円 - 158.01円

(関口)
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