東京マーケットダイジェスト・10日 円安・株下値堅い

ドル円:1ドル=151.95円(前営業日NY終値比△0.54円)
ユーロ円:1ユーロ=156.76円(△0.38円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0316ドル(▲0.0012ドル)
日経平均株価:38801.17円(前営業日比△14.15円)
東証株価指数(TOPIX):2733.01(▲4.22)
債券先物3月物:140.02円(▲0.03円)
新発10年物国債利回り:1.315%(△0.015%)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標)
       <発表値>  <前回発表値>
12月国際収支速報
経常収支(季節調整前)
    1兆773億円の黒字 3兆3525億円の黒字
経常収支(季節調整済)
    2兆7316億円の黒字  3兆334億円の黒字
貿易収支
      623億円の黒字 979億円の黒字

1月景気ウオッチャー調査
現状判断指数   48.6    49.9
先行き判断指数  48.0    48.8

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロ円は買い戻し。トランプ米大統領がすべての国を対象にして「10日に鉄鋼・アルミへの25%関税を発表する」との報道が伝わると株安への警戒感から売りが先行し、一時155.61円まで値を下げた。ただ、下落して始まった日経平均株価がプラス圏を回復するなど、底堅い株価をながめて一巡後はショートカバーが優勢に。一時156.93円まで切り返す場面も見られた。

・ドル円は強含み。早朝はドル買いと円買いが交錯したため方向感がなかったが、株価持ち直しでクロス円に買い戻しがみられるとつれる形で買いが優勢となった。一時152.21円まで値を上げた。一方、先週末の米雇用統計後に付けた高値152.42円が目先のレジスタンスとして意識されると152円を割り込んでいる。

・ユーロドルは下値が堅い。トランプ関税に対する警戒感から朝方に一時1.0280ドルまで値を下げたが、一巡後はショートカバーの動きから1.0343ドルまで反発。一方、欧州勢の出方を見極めたいとして上値も限られている。

・日経平均株価は反発。米関税政策への懸念から安く始まり180円超下げた。ただ、その後は押し目買いが入りプラス圏を回復。好決算だった企業に買いが入り指数を支えた面もあった。

・債券先物相場は続落。日銀の早期利上げ観測を背景に新発10年物国債利回りが一時1.320%と2011年4月以来の水準に上昇したため139.91円まで下げる場面があった。


(越後)
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