東京外国為替市場概況・17時 ユーロ円、底堅い

 10日午後の東京外国為替市場でユーロ円は底堅い。17時時点では156.93円と15時時点(156.76円)と比べて17銭程度のユーロ高水準だった。トランプ関税を材料視に早朝に売られた後の買い戻しを受けて欧州勢も買いで参入。一時156.98円と本日高値を更新している。欧米株価指数は落ち着いた動きとなっており、米関税による市場の反応は今のところ薄い。

 ドル円も底堅い。17時時点では152.17円と15時時点(151.95円)と比べて22銭程度のドル高水準だった。クロス円とともにロンドン時間に入ると買いが強まり、本日高値圏まで持ち直している。なお、時間外の米10年債利回りは4.49%前後で小動き。

 ユーロドルは17時時点では1.0313ドルと15時時点(1.0316ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。円絡みの通貨は動いているがストレート通貨は動意薄。ユーロドルは1.03ドル台前半でこう着している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:151.16円 - 152.21円
ユーロドル:1.0280ドル - 1.0343ドル
ユーロ円:155.61円 - 156.98円


(越後)
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