ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、頭重い

 10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は頭が重い。24時時点では151.63円と22時時点(152.06円)と比べて43銭程度のドル安水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.46%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。日銀の早期利上げ観測を背景とした円買いも入りやすく、24時前には151.59円付近まで下押しした。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.0311ドルと22時時点(1.0314ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ安水準だった。今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や1月米消費者物価指数(CPI)など、重要イベントを前に様子見ムードが強く相場は大きな方向感が出なかった。

 ユーロ円は軟調。24時時点では156.36円と22時時点(156.85円)と比べて49銭程度のユーロ安水準。ドル円の下落につれた売りが出ると一時156.29円付近まで値を下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.16円 - 152.54円
ユーロドル:1.0280ドル - 1.0343ドル
ユーロ円:155.61円 - 157.42円


(中村)
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