東京外国為替市場概況・12時 ドル円、堅調

 12日の東京外国為替市場でドル円は堅調。12時時点では153.46円とニューヨーク市場の終値(152.49円)と比べて97銭程度のドル高水準だった。海外市場でドル円が上昇した流れを引き継いだほか、仲値通過後も円売りの勢いが続くと、153.53円まで上値を伸ばした。200日移動平均線(152.75円)を上抜けたことも上昇を後押ししたもよう。
 なお、本邦10年債利回りは一時1.330%と2011年4月以来の水準に上昇したほか、2年債利回りは2008年10月以来となる0.800%まで上昇したが、ドル円相場の反応は薄かった。

 ユーロ円も堅調。12時時点では159.02円とニューヨーク市場の終値(158.01円)と比べて1円01銭程度のユーロ高水準だった。ドル円の上昇に連れてクロス円も全面高となり、ユーロ円は159.16円まで上値を伸ばしたほか、ポンド円は191.23円、豪ドル円は96.84円まで、それぞれ上昇している。
 なお、日経平均は高く寄り付いた後は上げ幅を縮小する動きとなったが反応は薄かった。

 ユーロドルは小動き。12時時点では1.0362ドルとニューヨーク市場の終値(1.0361ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。円主体の動きとなる中、10時過ぎに1.0354ドルまで下押し後に1.0368ドルまで切り返すも買いの勢いは続かないなど、1.0360ドルを挟んで方向感に乏しい展開となった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:152.38円 - 153.53円
ユーロドル:1.0354ドル - 1.0368ドル
ユーロ円:157.90円 - 159.16円


(川畑)
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