ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、伸び悩み

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は伸び悩み。2時時点では152.37円と24時時点(152.30円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。米10年債利回りが4.54%台まで上昇したタイミングで152.60円まで上値を試したが、その後は米長期金利の上昇一服とともに152.20円台まで押し戻された。
 なお、パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は米上院銀行委員会で「政策調整を急ぐ必要はない」「米経済は総じて好調」などと、1月の米連邦公開市場委員会(FOMC)後の記者会見とほぼ同様の見解を示した。トランプ米政権の影響についても「貿易政策についてコメントすることはFRBの役割ではない」と言及を避けた。

 ユーロドルはしっかり。2時時点では1.0345ドルと24時時点(1.0332ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ高水準だった。対円などでドル買いが一服したほか、独長期金利の上昇も手掛かりとなり、昨日高値の1.0343ドルを上抜けて1.0351ドルまで値を上げた。

 ユーロ円は強含み。2時時点では157.62円と24時時点(157.37円)と比べて25銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇につれて157.80円まで上値を伸ばした。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.65円 - 152.60円
ユーロドル:1.0292ドル - 1.0351ドル
ユーロ円:156.26円 - 157.80円

(岩間)
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