ニューヨーク外国為替市場概況・10日 ドル円、上昇
10日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇。終値は152.00円と前営業日NY終値(151.41円)と比べて59銭程度のドル高水準だった。米長期金利の指標となる米10年債利回りが4.45%台まで低下すると円買い・ドル売りが先行。日銀の早期利上げ観測を背景とした円買いも入りやすく、24時過ぎには151.57円付近まで下押しした。
ただ、週明け早朝取引で付けた日通し安値151.16円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.50%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、152.07円付近まで持ち直した。
ユーロドルは小幅ながら3日続落。終値は1.0307ドルと前営業日NY終値(1.0328ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。ただ、NY市場に限れば大きな方向感は出なかった。今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や1月米消費者物価指数(CPI)など、重要イベントを前に様子見ムードが強く狭い範囲内での推移にとどまった。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレ率は今年中に2%の目標に戻る見込みだが、上下両サイドのリスクがある」「貿易摩擦によりユーロ圏のインフレ見通しはより不透明になる」などと述べたものの、相場の反応は限られた。
ユーロ円は4営業日ぶりに反発。終値は156.67円と前営業日NY終値(156.38円)と比べて29銭程度のユーロ高水準。欧州市場序盤に一時157.42円と本日高値を付けたものの、前週末の高値158.01円がレジスタンスとして働くと失速。「日銀の追加利上げの時期が早まる」との観測が高まる中、円買いが入りやすい面もあり一時156.29円付近まで下押しした。ただ、引けにかけては156.77円付近まで値を戻した。
本日の参考レンジ
ドル円:151.16円 - 152.54円
ユーロドル:1.0280ドル - 1.0343ドル
ユーロ円:155.61円 - 157.42円
(中村)
ただ、週明け早朝取引で付けた日通し安値151.16円が目先サポートとして意識されると買い戻しが優勢に。米10年債利回りが4.50%台まで上昇したことも相場の支援材料となり、152.07円付近まで持ち直した。
ユーロドルは小幅ながら3日続落。終値は1.0307ドルと前営業日NY終値(1.0328ドル)と比べて0.0021ドル程度のユーロ安水準だった。ただ、NY市場に限れば大きな方向感は出なかった。今週予定されているパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言や1月米消費者物価指数(CPI)など、重要イベントを前に様子見ムードが強く狭い範囲内での推移にとどまった。
なお、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁は「インフレ率は今年中に2%の目標に戻る見込みだが、上下両サイドのリスクがある」「貿易摩擦によりユーロ圏のインフレ見通しはより不透明になる」などと述べたものの、相場の反応は限られた。
ユーロ円は4営業日ぶりに反発。終値は156.67円と前営業日NY終値(156.38円)と比べて29銭程度のユーロ高水準。欧州市場序盤に一時157.42円と本日高値を付けたものの、前週末の高値158.01円がレジスタンスとして働くと失速。「日銀の追加利上げの時期が早まる」との観測が高まる中、円買いが入りやすい面もあり一時156.29円付近まで下押しした。ただ、引けにかけては156.77円付近まで値を戻した。
本日の参考レンジ
ドル円:151.16円 - 152.54円
ユーロドル:1.0280ドル - 1.0343ドル
ユーロ円:155.61円 - 157.42円
(中村)