NY株見通しー利下げ見通しを巡り1月生産者物価指数(PPI)に注目
今晩は米1月生産者物価指数(PPI)に注目。
昨日は米1月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなり、インフレの長期化懸念や利下げ期待の後退が重しとなったが、主要3指数は高安まちまち。ダウ平均は一時489ドル安まで下落したが、225.09ドル安(-0.50%)で終了し、S&P500も1.08%安まで下落後、0.27%安で終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は1.16%安まで下落したが、0.03%高とわずかながらプラス圏で終了した。後半戦を迎えた第4四半期決算発表がおおむね好調なことや、米政権が医薬品や自動車などに対する相互関税を免除することを検討しているとの報道もセンチメントの改善につながった。
今晩の利下げ見通しを巡り、引き続き物価指標に注目する展開か。昨日の米1月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで利下げ期待が後退し、市場の一部では年内の利上げの可能性も意識された。今晩発表される1月生産者物価指数(PPI)の市場予想は前年比+3.2%と12月の+3.3%から鈍化が見込まれているが、前月比では+0.3%と12月の+0.2%から上昇が予想されている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIは前年比+3.3%と12月の+3.5%から鈍化が見込まれ、前月比では12月の0.0%から+0.3%に上昇が予想されている。昨日のCPI同様にPPIも予想比上振れとなれば、米10年債利回りの上昇や利下げ期待の後退が相場の重しとなりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは1月PPIのほか、新規失業保険申請件数、米30年債入札など。決算発表は寄り前にモルソン・クアーズ、GEヘルスケア、ディア、引け後にアプライド・マテリアルズ、ダヴィータ、ウィン・リゾーツ、エアビーアンドビー、パロ・アルト・ネットワークスなどが発表予定。
(執筆:2月13日、14:00)
(小針)
昨日は米1月消費者物価指数(CPI)が予想を上回る伸びとなり、インフレの長期化懸念や利下げ期待の後退が重しとなったが、主要3指数は高安まちまち。ダウ平均は一時489ドル安まで下落したが、225.09ドル安(-0.50%)で終了し、S&P500も1.08%安まで下落後、0.27%安で終了した。ハイテク株主体のナスダック総合は1.16%安まで下落したが、0.03%高とわずかながらプラス圏で終了した。後半戦を迎えた第4四半期決算発表がおおむね好調なことや、米政権が医薬品や自動車などに対する相互関税を免除することを検討しているとの報道もセンチメントの改善につながった。
今晩の利下げ見通しを巡り、引き続き物価指標に注目する展開か。昨日の米1月消費者物価指数(CPI)が予想を上回ったことで利下げ期待が後退し、市場の一部では年内の利上げの可能性も意識された。今晩発表される1月生産者物価指数(PPI)の市場予想は前年比+3.2%と12月の+3.3%から鈍化が見込まれているが、前月比では+0.3%と12月の+0.2%から上昇が予想されている。変動の大きい食品、エネルギーを除くコアPPIは前年比+3.3%と12月の+3.5%から鈍化が見込まれ、前月比では12月の0.0%から+0.3%に上昇が予想されている。昨日のCPI同様にPPIも予想比上振れとなれば、米10年債利回りの上昇や利下げ期待の後退が相場の重しとなりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントは1月PPIのほか、新規失業保険申請件数、米30年債入札など。決算発表は寄り前にモルソン・クアーズ、GEヘルスケア、ディア、引け後にアプライド・マテリアルズ、ダヴィータ、ウィン・リゾーツ、エアビーアンドビー、パロ・アルト・ネットワークスなどが発表予定。
(執筆:2月13日、14:00)
(小針)