東京マーケットダイジェスト・26日 円伸び悩み、株下げ幅縮小

ドル円:1ドル=149.43円(前営業日NY終値比△0.40円)
ユーロ円:1ユーロ=156.77円(△0.08円)
ユーロドル:1ユーロ=1.0491ドル(▲0.0023ドル)
日経平均株価:38142.37円(前営業日比▲95.42円)
東証株価指数(TOPIX):2716.40(▲8.30)
債券先物3月物:139.72円(△0.06円)
新発10年物国債利回り:1.365%(▲0.015)

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な国内経済指標) 
     <発表値>    <前回発表値>
12月景気動向指数改定値
先行指数   108.3     108.9
一致指数   116.4     116.8

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ドル円は切り返す動き。日経平均が取引開始後に下げ幅を拡大した動きを眺めながら売りが強まると148.63円まで下押すも、前日につけた昨年10月11日以来の安値148.57円を前に下げ止まった。その後は時間外の米10年債利回りが4.32%台に上昇した影響もあり、149.63円まで切り返した。

・ユーロドルは伸び悩み。時間外の米長期金利が低下して始まった事もあり1.0525ドルまで上昇したが、24日につけた直近の高値1.0528ドルがレジスタンスと意識されて伸び悩み。その後は米長期金利の上昇が重しとなり、15時過ぎに1.0487ドルまで下押した。

・ユーロ円は伸び悩み。本邦株安をながめて156.42円まで下押すも、その後はドル円の上昇に連れて157.10円まで切り返した。ただ、その後はユーロドルの下げが重しとなって156.70円台まで下押す場面も見られた。

・日経平均株価は下げ渋り。米景気の先行きが懸念されるなか、前日のナスダックやS&P500の下落を嫌気して安く始まると、節目の3万8000円を割り込んで下げ幅を拡大。もっとも、本日は米半導体大手エヌビディアの決算を控えていることもあり、後場に入ると大引けにかけて下げ幅を縮小した。

・債券先物相場は上昇するも一時的。低調な米経済指標を受けて米景気の先行き懸念が高まる中、前日の米国債上昇の流れを引き継ぎ、140円33銭まで買いが先行した。しかしながらその後、日銀が26日実施した定例の国債買いオペは債券需給の緩みが意識される結果となったほか、時間外の米長期金利が上昇した影響もあり、次第に上値を切り下げた。

(川畑)
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