東京外国為替市場概況・10時 ドル円 軟調

 4日の東京外国為替市場でドル円は軟調な動き。10時時点では149.13円とニューヨーク市場の終値(149.50円)と比べて37銭程度のドル安水準だった。海外市場の流れを引き継ぎ上値の重い動きとなるなか、トランプ米政権がウクライナへの現行の軍事支援を全て停止するとの一部報道を受けてリスク回避の円買いが見られた。日経平均の大幅安や時間外の米長期金利の低下も重しとなり、昨日の安値149.10円を下抜けると148.99円まで下値を広げた。時間外の米10年債利回りは4.11%台まで低下した。

 ユーロ円は弱含み。10時時点では156.41円とニューヨーク市場の終値(156.79円)と比べて38銭程度のユーロ安水準だった。ウクライナ情勢への懸念や株安を背景としたリスク回避の円買いが優勢となり、156.14円まで弱含んだ。反落して寄り付いた日経平均は一時550円超安まで下げ幅を拡大した。

 ユーロドルは小動き。10時時点では1.0488ドルとニューヨーク市場の終値(1.0487ドル)と比べて0.0001ドル程度のユーロ高水準だった。米政権がウクライナ軍事支援を停止するとの報道を受けて1.0477ドルまでやや売りに押されたが、時間外の米長期金利の低下も支えに下げ渋り、1.04ドル後半の狭いレンジ内で値動きは限られている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.99円 - 149.65円
ユーロドル:1.0477ドル - 1.0492ドル
ユーロ円:156.14円 - 156.94円

(金)
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