ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、弱含み

 3日のニューヨーク外国為替市場でドル円は弱含み。2時時点では150.16円と24時時点(150.64円)と比べて48銭程度のドル安水準。市場予想を下回る2月米ISM製造業景況指数の結果を受けて、米長期金利が大幅に低下、また続伸して始まった米株主要3指数も軒並みマイナス圏に入った。米債利回りの低下や米株安を受けてドル円は150.05円付近まで弱含み、日通し安値に接近した。市場流動性が薄いこともありNY勢参入後すぐにつけた日通し高値より1円20銭超下落するなど、激しい動きを繰り返している。なお、一時4.26%台まで上昇した米10年債利回りは4.17%台まで低下した。

 ユーロドルは堅調。2時時点では1.0495ドルと24時時点(1.0477ドル)と比べて0.0018ドル程度のユーロ高水準だった。米金利低下に連れて1.0503ドルまでユーロ高・ドル安が進行。ただ、堅調地合いは維持しているが、対円でのドル売りほどの勢いはない。

 ユーロ円は上値が抑えられる。2時時点では157.60円と24時時点(157.84円)と比べて24銭程度のユーロ安水準。ドル円の売りに連れて157.40円台まで下押しするなど、上値が抑えられている。英独株はそれぞれ史上最高値を更新して引けたが、続伸して始まった米株が徐々に下げ幅を広げていることが重しになった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.95円 - 151.30円
ユーロドル:1.0371ドル - 1.0503ドル
ユーロ円:155.93円 - 158.47円


(松井)
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