東京外国為替市場概況・12時 ドル円、下げ渋り

 4日の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。12時時点では149.29円とニューヨーク市場の終値(149.50円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。本邦株安や米長期金利の低下を眺めて売り圧力が強まると、10時半頃には148.60円までドル売り円買いが進行。しかしながら、2月25日安値148.57円が支持水準として意識されると一転買い戻しが優勢に。日経平均が下げ幅を縮小して前引けし、低下幅を縮めた時間外の米10年債利回りにも後押しされて149.40円付近まで切り返した。

 ユーロ円も下値切り上げ。12時時点では156.47円とニューヨーク市場の終値(156.79円)と比べて32銭程度のユーロ安水準だった。日経平均が960円超安まで弱含むとリスク回避の円買いが進み、155.93円まで日通し安値を更新した。ただし一巡後はドル円同様に反発し、一時156.60円台まで持ち直す場面もあった。

 ユーロドルは伸び悩み。12時時点では1.0481ドルとニューヨーク市場の終値(1.0487ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ安水準だった。ドル円のドル安推移を受けて1.0496ドルまでじり高となるも、昨日高値1.0503ドルの手前で買いの勢いは強まず。ドル円の反発に影響されて1.0480ドル台でじり安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.60円 - 149.65円
ユーロドル:1.0477ドル - 1.0496ドル
ユーロ円:155.93円 - 156.94円


(小針)
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