ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、強含み

 4日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは強含み。4時時点では1.0590ドルと2時時点(1.0534ドル)と比べて0.0056ドル程度のユーロ高水準。「ドイツが防衛費増額に向けて債務ブレーキを改革する」との一部報道が伝わると、ユーロドルは4時過ぎには1.0598ドルまで強含んだ。なお、メルツ次期首相は「国防費に対する債務ブレーキを改革し、1%を超える支出を免除する」「ドイツは5000億ユーロの特別防衛基金を設立する」との発言も伝わった。

 ユーロ円は日通し高値更新。4時時点では157.89円と2時時点(156.76円)と比べて1円13銭程度のユーロ高水準。ドイツの債務ブレーキ改革の報道が伝わると、ユーロ円は158.04円まで上げ幅を拡大し日通し高値を更新した。一時800ドル超下落していたダウ平均が約400ドルまで下げ幅を縮小したことや、ナスダック総合がプラスに転じたこともクロス円を支えた。
  
 ドル円は買い戻し継続。4時時点では149.09円と2時時点(148.81円)と比べて28銭程度のドル高水準。ドル円の買い戻しの動きは継続し149円台を回復し、149.14円付近までじり高。ダウ平均の下げ幅縮小でクロス円が買い戻されていることや、米10年債利回りが4.20%台まで上昇していることなどがドル円を支えている。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.10円 - 149.65円
ユーロドル:1.0471ドル - 1.0598ドル
ユーロ円:155.60円 - 158.05円


(松井)
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