東京外国為替市場概況・17時 ドル円、売り優勢

 6日午後の東京外国為替市場でドル円は売り優勢。17時時点では148.36円と15時時点(148.93円)と比べて57銭程度のドル安水準だった。「連合の傘下労組が要求した今年の春闘での平均賃上げ率が32年ぶりの6%超え」との報道を受けて、日銀の早期利上げ観測が高まると円が全面高の展開に。昨日安値の148.40円を下抜けて148.27円まで下値を広げた。

 ユーロ円も売り優勢。17時時点では160.22円と15時時点(161.00円)と比べて78銭程度のユーロ安水準だった。全般円高が進んだ流れに沿って一時160.12円まで値を下げた。また、ポンド円は191.33円、豪ドル円は93.87円、NZドル円は84.95円まで値を下げた。

 ユーロドルは伸び悩み。17時時点では1.0798ドルと15時時点(1.0810ドル)と比べて0.0012ドル程度のユーロ安水準だった。独財政拡張への期待感から1.0822ドルと昨年11月7日以来の高値を付けたが、ユーロ円が一転下落した影響から1.08ドルを割り込んでいる。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.27円 - 149.33円
ユーロドル:1.0784ドル - 1.0822ドル
ユーロ円:160.12円 - 161.28円


(越後)
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