東京外国為替市場概況・12時 ドル円、底堅い

 6日の東京外国為替市場でドル円は底堅い。12時時点では149.19円とニューヨーク市場の終値(148.88円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。ユーロドルのドル安基調が強まった場面では、10時過ぎにつけた149.33円を本日高値に一時148.95円付近まで下押した。もっとも、時間外の米10年債利回りが上昇幅を広げ、日経平均も前引け300円超高と堅調のなかではドル円の売りも続かず、一巡後は149.20円台まで持ち直した。

 ユーロドルは上昇一服。12時時点では1.0805ドルとニューヨーク市場の終値(1.0789ドル)と比べて0.0016ドル程度のユーロ高水準だった。欧米市場で見られたユーロ買いの流れが引き継がれ、再び1.08ドル台に乗せると昨年11月7日以来の高値となる1.0820ドルまで上昇。しかしながら一巡後は、米長期金利の上昇が重しとなり1.08ドル手前まで水準を下げた。

 ユーロ円はしっかり。12時時点では161.21円とニューヨーク市場の終値(160.63円)と比べて58銭程度のユーロ高水準だった。買い優勢の日本や香港・中国の株式市場を眺めながら、11時前に161.28円まで上げ幅を広げた。その後ユーロドルの上値切り下げにつれる場面はあったが、161円割れでは支えられた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.73円 - 149.33円
ユーロドル:1.0788ドル - 1.0820ドル
ユーロ円:160.48円 - 161.28円


(小針)
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