ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ユーロ円、伸び悩み

 12日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は伸び悩み。2時時点では161.71円と24時時点(161.86円)と比べて15銭程度のユーロ安水準。独DAXが大幅高で終え、ダウ平均も買い戻されるとユーロ買い円売りが強まり、1時過ぎには162.15円付近まで上昇した。しかしながらその後、トランプ米大統領の発言「EUの対抗関税に対抗する」が伝わると失速。162円を再び割り込み、161.68円近辺まで上値を切り下げている。

 ドル円は戻りが限定。2時時点では148.28円と24時時点(148.32円)と比べて4銭程度のドル安水準だった。米長期金利の上昇やマイナス幅を縮小したダウ平均が支えとなるも、148.40円台では頭を抑えられた。トランプ発言をきっかけに緩んだユーロ円に歩調を合わせ、2月米消費者物価指数(CPI)直後につけた148.18円に迫る場面があった。

 ユーロドルはじり安。2時時点では1.0905ドルと24時時点(1.0913ドル)と比べて0.0008ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円の上昇につれ高となるも、日通し高値1.0930ドルの手前で上昇が一服。その後は、欧州連合(EU)と米国の貿易摩擦懸念から水準を切り下げた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.68円 - 149.19円
ユーロドル:1.0876ドル - 1.0930ドル
ユーロ円:161.16円 - 162.36円



(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。