ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロ円、売り優勢

 26日のニューヨーク外国為替市場でユーロ円は売り優勢。4時時点では156.19円と2時時点(156.79円)と比べて60銭程度のユーロ安水準だった。トランプ米大統領が「欧州連合(EU)に対して25%の関税を課す」と発言すると、米国との貿易戦争への警戒感から売りが活発化。ダウ平均が300ドル超下げ、ナスダック指数がマイナス圏に沈んだこともリスクオフの円買い・ユーロ売りを促し、一時156.04円まで売り込まれた。

 ドル円は頭が重い。4時時点では148.92円と2時時点(149.13円)と比べて21銭程度のドル安水準だった。米国株安や米長期金利の低下を受けて148.80円台までじりじりと上値を切り下げている。

 メキシコペソは一進一退。米国によるメキシコへの25%関税発動が3月4日に迫るなか、米大統領が「メキシコへの関税は4月2日に発動」と事実上の延期を発表したことでペソ買いが強まり、対ドルでは一時20.2901ペソまで上昇した。ただ、詳細は伝わっておらず不透明感が残っており一巡後は20.43ペソ台までペソは反落している。

 ユーロドルは4時時点では1.0488ドルと2時時点(1.0513ドル)と比べて0.0025ドル程度のユーロ安水準だった。ドル売りの流れから一時1.0529ドルと1月27日以来の高値を付けたが、米大統領の発言を受けて1.0480ドル台まで失速している。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:148.63円 - 149.89円
ユーロドル:1.0475ドル - 1.0529ドル
ユーロ円:156.04円 - 157.13円

(越後)
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