欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、弱含み

 13日の欧州外国為替市場でユーロドルは弱含み。22時時点では1.0834ドルと20時時点(1.0870ドル)と比べて0.0036ドル程度のユーロ安水準だった。2月米卸売物価指数(PPI)は総合・コアともに市場予想を下回る結果となった。指標発表直後こそ米長期金利の低下とドル売りの反応が見られたが、米金利はすぐに上昇に転じたため、為替市場でもドルの買い戻しが入った。米10年債利回りは2月PPIの発表直後につけた4.29%台から4.34%台まで上昇。ユーロドルも1.0876ドル付近から1.0827ドルの安値まで押し戻された。
 また、トランプ米大統領がEU産ワインに200%関税を近くに課すると発言したこともユーロの重しとして意識されたようだ。

 ドル円は下値が堅い。22時時点では148.20円と20時時点(148.16円)と比べて4銭程度のドル高水準だった。米PPIの発表後に147.82円付近まで弱含む場面があったが、その後は米金利の上昇とともに148.20円台まで買い戻された。

 ユーロ円は22時時点では160.57円と20時時点(161.04円)と比べて47銭程度のユーロ安水準だった。ユーロ売りの流れに沿って、21時過ぎには160.36円まで下押し。その後はドル絡みの取引が中心となったため、160円台半ばを挟んで神経質な動きとなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.58円 - 148.38円
ユーロドル:1.0827ドル - 1.0897ドル
ユーロ円:160.36円 - 161.52円


(岩間)
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