欧州外国為替市場概況・22時 ユーロドル、上昇一服

 14日の欧州外国為替市場でユーロドルは上昇が一服。22時時点では1.0894ドルと20時時点(1.0894ドル)とほぼ同水準だった。来週18日に予定されているドイツ連邦議会での財政パッケージの採決を控えて、独主要与野党と緑の党が暫定合意に達したことを背景とした買いが一服し、1.0912ドルを頭に1.0890ドル台に押し戻された。米10年債利回りの上昇も重しとなった。
 ドイツのメルツ次期首相候補は「CDU、SPD、緑の党が財政パッケージで暫定合意に達した。ドイツ連邦議会は、来週火曜に採決を行う」と述べた。

 ドル円は底堅い。22時時点では148.65円と20時時点(148.80円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。ポジション調整の売りで148.59円前後まで下押ししたものの、米10年債利回りが4.31%台へ上昇し、ダウ先物も堅調に推移していることで、下値は限定的だった。

 ユーロ円は22時時点では161.95円と20時時点(162.11円)と比べて16銭程度のユーロ安水準だった。ユーロドルが伸び悩んだことで、161円台後半で伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:147.75円 - 149.02円
ユーロドル:1.0831ドル - 1.0912ドル
ユーロ円:160.31円 - 162.33円

(山下)
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