東京外国為替市場概況・17時 ドル円、上昇一服

 21日午後の東京外国為替市場でドル円は上昇一服。17時時点では149.31円と15時時点(149.55円)と比べて24銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが上昇幅を広げた場面では、149.66円まで日通し高値を更新。もっとも一巡後は利益確定の売りに押されて上値を切り下げる展開に。米金利が上昇幅を縮小したことや、欧米の株価指数先物のマイナス推移を眺めてクロス円に円買い戻しが入ったことも重しとなった。16時半頃には149.25円付近まで水準を落とした。

 ユーロ円は上値が重い。17時時点では161.83円と15時時点(161.94円)と比べて11銭程度のユーロ安水準だった。東京昼過ぎから底堅い流れが継続され、ドル円が上値を伸ばしたタイミングで162.13円まで日通し高値を更新した。もっともその後、時間外のダウ先物や現物オープンを控えた欧州株先物が弱含むと失速。162円を割り込み、一時161.73円近辺までユーロ売り円買い戻しが進んだ。
 他、ポンド円が193.59円、豪ドル円は94.21円を本日高値に、それぞれ193.06円付近と93.90円台まで上値を切り下げた。

 ユーロドルは下げ渋り。17時時点では1.0838ドルと15時時点(1.0828ドル)と比べて0.0010ドル程度のユーロ高水準だった。15時前につけた1.0820ドルを本日レンジの下限に1.0840ドル台まで持ち直す場面があった。昨日安値1.0815ドルが目先の支持水準として意識された。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.59円 - 149.66円
ユーロドル:1.0820ドル - 1.0859ドル
ユーロ円:161.30円 - 162.13円


(小針)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。