ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ユーロドル、下落

 26日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは下落。4時時点では1.0755ドルと2時時点(1.0787ドル)と比べて0.0032ドル程度のユーロ安水準だった。レビット米ホワイトハウス報道官が「トランプ米大統領は午後4時(日本時間5時)に自動車関税を発表」と明らかにすると、米政権の関税政策への懸念からユーロ売り・ドル買いが進行。NY入り以降に下げ渋っていた水準1.0768ドルを割り込んで1.0752ドルまで5日以来、3週間ぶりの安値を更新した。

 ユーロ円は急落。4時時点では161.81円と2時時点(162.42円)と比べ61銭程度のユーロ安水準だった。米自動車税発表や、ダウ平均が一時200ドル以上の下落となるなど米株の軟調を嫌気したリスク回避が圧迫要因。ユーロドルの下落に連動するように下振れ、昨日安値161.62円に迫る161.64円まで下落した。

 ドル円はやや重い。4時時点で150.45円と2時時点(150.56円)と比べて11銭程度のドル安水準だった。一時4.36%近辺まで上昇した米10年債利回りが4.32%台まで低下するなど米金利が低下。150.32円前後へ下押した。ユーロなど主要通貨に対するドル買いが強まったことから下落幅を縮小したものの、ユーロ円の円高推移が次第に重しとなり戻りを鈍らせた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.84円 - 150.75円
ユーロドル:1.0752ドル - 1.0803ドル
ユーロ円:161.64円 - 162.61円

(関口)
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