ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ユーロドル、強含み

 17日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは強含み。24時時点では1.0916ドルと22時時点(1.0902ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。2月米小売売上高や3月米ニューヨーク連銀製造業景気指数、3月全米ホームビルダー協会(NAHB)住宅市場指数など、この日発表の米経済指標が低調な内容となったことを受けてユーロ買い・ドル売りがじわりと強まった。前週末の高値1.0912ドルを上抜けて一時1.0919ドルまで値を上げた。

 ドル円は戻りが鈍い。24時時点では148.60円と22時時点(148.82円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。安く始まった米国株相場が上昇に転じると円売り・ドル買いが先行。23時前に一時149.10円とアジア時間に付けた日通し高値に面合わせした。ただ、対ユーロなどでドル売りが強まるとドル円の上値も重くなった。米長期金利の低下も相場の重し。

 ユーロ円は伸び悩み。24時時点では162.21円と22時時点(162.24円)と比べて3銭程度のユーロ安水準。23時前に一時162.56円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値が重くなった。ドル円の失速が相場の重し。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:148.31円 - 149.10円
ユーロドル:1.0869ドル - 1.0919ドル
ユーロ円:161.50円 - 162.56円


(中村)
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