ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、底堅い

 27日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。24時時点では151.00円と22時時点(150.73円)と比べて27銭程度のドル高水準だった。21時過ぎに一時151.09円と3日以来の高値を付けたものの、同日高値の151.30円がレジスタンスとして意識されると失速。ダウ平均が一時310ドル超下落したことも相場の重しとなり、150.58円付近まで下押しした。
 ただ、米ホワイトハウスが「関税の数字の一部は予想よりも控えめなものになる」との見解を示すと、ダウ平均が持ち直したためドル円にも買い戻しが入った。

 ユーロドルはもみ合い。24時時点では1.0789ドルと22時時点(1.0787ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ高水準だった。この日発表の米経済指標が強弱入り混じる内容となったため、大きな方向感は出なかった。

 ユーロ円はドル円と似た動き。24時時点では162.94円と22時時点(162.60円)と比べて34銭程度のユーロ高水準。22時30分過ぎに162.41円付近まで売られたものの、下押しは限定的だった。24時前には一時163.00円と日通し高値を更新した。安く始まった米国株相場が持ち直したことも相場を下支えした。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:150.06円 - 151.09円
ユーロドル:1.0733ドル - 1.0800ドル
ユーロ円:161.37円 - 163.00円

(中村)
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