欧州マーケットダイジェスト・27日 株安・円安
(27日終値:28日3時時点)
ドル・円相場:1ドル=151.07円(27日15時時点比△0.83円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.00円(△1.21円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0789ドル(△0.0020ドル)
FTSE100種総合株価指数:8666.12(前営業日比▲23.47)
ドイツ株式指数(DAX):22678.74(▲160.29)
10年物英国債利回り:4.783%(△0.055%)
10年物独国債利回り:2.773%(▲0.022%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
ノルウェー中銀、政策金利
4.50%で据え置き 4.50%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。トランプ米政権が掲げる関税政策がインフレ再燃につながるとの見方から、時間外の米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いの動きが強まった。21時過ぎには一時151.09円まで上昇した。
その後、3日の高値151.30円がレジスタンスとして意識されるといったんは伸び悩んだ。ダウ平均が一時310ドル超下落したことも相場の重しとなり、150.58円付近まで下押しした。
ただ、米ホワイトハウスが「関税の数字の一部は予想よりも控えめなものになる」との見解を示すと、ダウ平均が持ち直したためドル円にも買い戻しが入った。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングにかけてはドル売りのフローが目立ったものの、フィキシング通過後は再び強含む展開に。1時30分過ぎには151.15円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは小高い。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、ロンドン・フィキシングに向けてはドル売りのフローが目立った。0時30分過ぎには一時1.0821ドルと日通し高値を更新した。ただ、フィキシング通過後は伸び悩んだ。
この日発表の米経済指標が強弱入り混じる内容となったため、相場は方向感が出にくい面もあった。
・ユーロ円はドル円につれた動き。欧州勢参入後は円安が進み、20時過ぎに162.99円まで値を上げたものの、節目の163.00円を前に買いの勢いは後退。22時30分過ぎに162.41円付近まで下押しした。
ただ、そのあとはドル円の上昇につれた買いが再び入り、2時過ぎに一時163.36円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。トランプ米政権の関税政策への警戒感から、売りが優勢となった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。半面、コンパス・グループやネクストなど一般消費財サービスが買われた。
・フランクフルト株式相場は続落。貿易摩擦が欧州経済に悪影響を及ぼす可能性が改めて意識される中、欧州株全般に売りが出た。個別ではハイデルベルク・マテリアルズ(5.80%安)やシーメンス・エナジー(4.94%安)、BASF(3.47%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)
ドル・円相場:1ドル=151.07円(27日15時時点比△0.83円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=163.00円(△1.21円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0789ドル(△0.0020ドル)
FTSE100種総合株価指数:8666.12(前営業日比▲23.47)
ドイツ株式指数(DAX):22678.74(▲160.29)
10年物英国債利回り:4.783%(△0.055%)
10年物独国債利回り:2.773%(▲0.022%)
※△はプラス、▲はマイナスを表す。
(主な欧州経済指標)
<発表値> <前回発表値>
ノルウェー中銀、政策金利
4.50%で据え置き 4.50%
※改は改定値を表す。▲はマイナス。
(各市場の動き)
・ドル円は底堅い動き。トランプ米政権が掲げる関税政策がインフレ再燃につながるとの見方から、時間外の米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を見込んだ円売り・ドル買いの動きが強まった。21時過ぎには一時151.09円まで上昇した。
その後、3日の高値151.30円がレジスタンスとして意識されるといったんは伸び悩んだ。ダウ平均が一時310ドル超下落したことも相場の重しとなり、150.58円付近まで下押しした。
ただ、米ホワイトハウスが「関税の数字の一部は予想よりも控えめなものになる」との見解を示すと、ダウ平均が持ち直したためドル円にも買い戻しが入った。ロンドン16時(日本時間1時)のフィキシングにかけてはドル売りのフローが目立ったものの、フィキシング通過後は再び強含む展開に。1時30分過ぎには151.15円と日通し高値を更新した。
・ユーロドルは小高い。しばらくはもみ合いの展開が続いていたが、ロンドン・フィキシングに向けてはドル売りのフローが目立った。0時30分過ぎには一時1.0821ドルと日通し高値を更新した。ただ、フィキシング通過後は伸び悩んだ。
この日発表の米経済指標が強弱入り混じる内容となったため、相場は方向感が出にくい面もあった。
・ユーロ円はドル円につれた動き。欧州勢参入後は円安が進み、20時過ぎに162.99円まで値を上げたものの、節目の163.00円を前に買いの勢いは後退。22時30分過ぎに162.41円付近まで下押しした。
ただ、そのあとはドル円の上昇につれた買いが再び入り、2時過ぎに一時163.36円と日通し高値を更新した。
・ロンドン株式相場は3日ぶりに反落。トランプ米政権の関税政策への警戒感から、売りが優勢となった。リオ・ティントやアングロ・アメリカンなど素材株が売られたほか、セグロやランド・セキュリティーズ・グループなど不動産株が値下がりした。半面、コンパス・グループやネクストなど一般消費財サービスが買われた。
・フランクフルト株式相場は続落。貿易摩擦が欧州経済に悪影響を及ぼす可能性が改めて意識される中、欧州株全般に売りが出た。個別ではハイデルベルク・マテリアルズ(5.80%安)やシーメンス・エナジー(4.94%安)、BASF(3.47%安)などの下げが目立った。
・欧州債券相場は英国債が下落した一方、独国債が上昇した。
(中村)