東京外国為替市場概況・10時 ドル円、弱含み

 1日の東京外国為替市場でドル円は弱含み。10時時点では149.73円とニューヨーク市場の終値(149.96円)と比べて23銭程度のドル安水準だった。8時過ぎに買いが強まると、一時150.14円まで上昇した。もっとも、昨日高値150.27円が目先の抵抗水準として意識されると150円割れまで失速。本邦新年度の仲値も盛り上がらず、149.68円まで売り押された。
 なお8時50分に発表された日銀短観(3月調査)では、大企業製造業の業況判断指数(DI)は12と予想通りだったものの四半期ぶりの悪化となった。また結果について日銀は、「自動車の業況感、米国発表の関税の影響は十分に織り込んでいない」とも述べている。

 ユーロ円は上値が重い。10時時点では162.07円とニューヨーク市場の終値(162.21円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。ドル円が上値を試したタイミングで162.38円まで買われた。しかしながら昨日高値162.48円を前に伸び悩み、日経平均の上げ幅縮小も重しとなり、162.03円まで売り戻された。

 ユーロドルは小じっかり。10時時点では1.0825ドルとニューヨーク市場の終値(1.0816ドル)と比べて0.0009ドル程度のユーロ高水準だった。目立った動きはなかったものの下値が固かった。ドル円のドル安基調も支えに1.0827ドルまでじり高となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:149.68円 - 150.14円
ユーロドル:1.0814ドル - 1.0827ドル
ユーロ円:162.03円 - 162.38円



(小針)
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