欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、戻り鈍い

 1日の欧州外国為替市場でユーロ円は戻りが鈍い。20時時点では161.33円と17時時点(161.59円)と比べて26銭程度のユーロ安水準だった。17時過ぎに161.53円まで下げた後は独DAXが堅調に推移したこともあり162.03円付近まで持ち直したが、戻りは限定的。「ホワイトハウスの補佐官たちは米国への輸入品の大部分に約20%の関税を課す提案を起草」とのワシントンポストの報道を受けて再び売りが強まると、一時161.20円まで下値を広げた。

 ドル円は弱含み。20時時点では149.40円と17時時点(149.62円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。時間外の米10年債利回りが4.15%台まで低下幅を拡大したことで円買い・ドル売りが継続し、一時149.34円まで本日安値を更新している。

 ユーロドルは20時時点では1.0798ドルと17時時点(1.0800ドル)と比べて0.0002ドル程度のユーロ安水準だった。独株高を受けて1.0829ドル付近まで上げた後、ワシントンポストの報道で1.0791ドルまで失速。その後は再び1.08ドル台を回復するなど方向感がなかった。

本日これまでの参考レンジ 
ドル円:149.34円 - 150.14円
ユーロドル:1.0791ドル - 1.0830ドル
ユーロ円:161.20円 - 162.38円


(越後)
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