欧州外国為替市場概況・20時 ユーロ円、上昇幅を拡大

 10日の欧州外国為替市場でユーロ円は上昇幅を拡大。20時時点では157.11円と、17時時点(156.93円)と比べて18銭程度のユーロ高水準だった。トランプ関税を材料に早朝売られた反動の買い戻しが継続。157.42円まで上値を伸ばした。その後はいったん157円前半へ下押しと、上昇の勢いを落ち着かせた。

 ドル円は上昇一服。20時時点では152.08円と17時時点(152.17円)と比べて9銭程度のドル安水準だった。クロス円の円売りへの連動や、時間外取引の米10年債利回りが一時4.50%台へ上昇した動きを後押しに152.54円まで上昇。米長期金利の上昇一巡もあって、その後は152円前半で推移した。

 ユーロドルは小高い。20時時点では1.0330ドルと17時時点(1.0313ドル)と比べて0.0017ドル程度のユーロ高水準だった。まだ朝方からのレンジ内の動きだが、ユーロ円の上昇幅拡大や米長期金利の上昇一服を受け、1.0335ドル前後までユーロ高・ドル安となった。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:151.16円 - 152.54円
ユーロドル:1.0280ドル - 1.0343ドル
ユーロ円:155.61円 - 157.42円

(関口)
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