今日の株式見通し=大幅安か リスクオフ加速でダウ平均は2231ドル安

 東京市場は大幅安か。先週末の米国株は下落。ダウ平均は2231ドル安の38314ドルと連日で値幅を伴った下落となった。中国が米国に対して報復関税を発表。トランプ大統領は自身のSNSで各国への関税強化策を変更しない旨の投稿を行った。パウエルFRBは講演で、関税の引き上げが想定を大幅に上回ったと言及したものの、利下げは急がない姿勢を示した。景気悪化への懸念が強まる中、3指数がそろって5%を超える下落とリスクオフの様相が強まった。ドル円は足元145円10銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて1515円安の32245円、ドル建てが1415円安の32345円で取引を終えた。

 米国株がかなり弱く、「恐怖指数」と呼ばれるVIX指数も急上昇している。反転材料に乏しい中、日本株も大きく水準を切り下げると予想する。CME225からは序盤から4桁安の展開も想定される。日経平均は先週、週間では3000円を超える下落となった。センチメントが急速に悪化しているため、信用取引の決済も急がれる状況。安く始まった後も下値を探る動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは31800円-32600円。
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