東京外国為替市場概況・15時 ドル円、上値が重い

 10日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。15時時点では146.61円と12時時点(146.75円)と比べて14銭程度のドル安水準だった。12時過ぎには146.61円まで小幅に下値を広げたものの、売りが一服となると146.89円前後まで買い戻しが入った。しかし、上値は重く13時過ぎると米国による125%の対中関税と、中国の84%の対米関税が発効されたのを確認すると146.45円までじり安になった。

 ユーロドルは堅調。15時時点では1.0985ドルと12時時点(1.0971ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。中国指導部がトランプ関税ショックを受けて、刺激策を協議する会合を開催するという一部報道が伝わると豪ドル/ドルが0.6203ドルまで強含んだ。ユーロドルも連れて1.0996ドルまで買われ堅調推移。対円でのドル売りも支えになった。

 ユーロ円は下げ渋り。15時時点では161.05円と12時時点(161.01円)と比べて4銭程度のユーロ高水準だった。中国の刺激策報道が伝わると160円後半で下げ渋り、161円前半まで持ち直した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:146.45円 - 147.87円
ユーロドル:1.0943ドル - 1.0996ドル
ユーロ円:160.88円 - 161.92円


(松井)
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