ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ドル円、底堅い

 9日のニューヨーク外国為替市場でドル円は底堅い。2時時点では144.91円と24時時点(144.73円)と比べて18銭程度のドル高水準だった。24時前に144.50円台まで下押した後は一転して緩やかながら買い戻しの流れとなり、145.20円台まで持ち直し。ダウ平均がプラス圏を回復したことも上昇を後押ししたか。買い一巡後は144.90円前後まで下押す場面も見られたが、米10年債入札が好調な結果となった事を受けてドルが買われる中で145.20円台まで再び上昇した。
 なお、米10年債利回りは入札後に4.36%台まで上昇幅を縮小する場面が見られた。

 ユーロドルは上値が重い。2時時点では1.1020ドルと24時時点(1.1040ドル)と比べて0.0020ドル程度のユーロ安水準だった。1時前に1.1070ドル付近まで値を戻すも、NY序盤に付けた本日高値1.1095ドルが目先の抵抗として意識されると失速。好調な米10年債入札を受けてドルが買われたこともあり、2時過ぎに1.0990ドル台まで下押した。

 ユーロ円も上値が重い。2時時点では159.70円と24時時点(159.79円)と比べて9銭程度のユーロ安水準だった。24時過ぎに160.30円台まで値を上げるも一時的となり、その後はドル円やユーロドルが下押した影響を受けて159.60円台まで押し戻された。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:144.00円 - 146.36円
ユーロドル:1.0951ドル - 1.1095ドル
ユーロ円:159.48円 - 160.89円


(川畑)
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