東京外国為替市場概況・15時 ドル円 上値が重い

 14日午後の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。15時時点では142.76円と12時時点(142.96円)と比べて20銭程度のドル安水準だった。本日に予定されているトランプ米大統領による「半導体関税」の説明への警戒感から、143.28円付近を高値圏に142.67円前後まで弱含みに推移した。先週の相互関税では発動後に90日間停止となり、今回の半導体でも除外から分野別関税となっており、トランプ関税の不確実性に振り回される展開が続いている。

 ユーロドルはやや調整買いが優勢。15時時点では1.1385ドルと12時時点(1.1371ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが4.46%付近で低迷していることで、1.1388ドル付近まで強含みに推移した。

 ユーロ円は15時時点では162.55円と12時時点(162.57円)と比べて2銭程度のユーロ安水準だった。ドル円の弱含みに連れて、162.46円付近まで小幅に下落する場面も見られた。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.25円 - 144.31円
ユーロドル:1.1280ドル - 1.1409ドル
ユーロ円:162.10円 - 163.55円


(山下)
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