ニューヨーク外国為替市場概況・4時 ドル円、上昇一服

*ユーロドルのレートに誤りがあったため、訂正いたしました。

 11日のニューヨーク外国為替市場でドル円は上昇が一服。4時時点では143.80円と2時時点(143.78円)と比べて2銭程度のドル高水準だった。コリンズ米ボストン連銀総裁から「FRBは金融市場の安定化を支援する準備は万全だ」などの発言が伝わったことで、米10年債利回りが一時4.43%台に低下したほか、ダウ平均が800ドル超上昇し、金融市場に対する過度の緊張が後退。これを受けて円売り・ドル買いが強まるとドル円は144.20円前後まで上昇したが、買いの勢いが一服すると143円台後半に押し戻された。
 なお、米株高を受けて豪ドル円が90.50円まで、NZドル円は83.81円まで、それぞれ日通し高値を更新している。

 ユーロドルは方向感定まらず。4時時点では1.1311ドルと2時時点(1.1305ドル)と比べて0.0006ドル程度のユーロ高水準だった。3時前に1.1320ドル台まで上昇後はドル買いの流れの中で1.1280ドル台まで下押し。もっとも、下げ一巡後は主に1.13ドル台前半で小動きとなるなど、方向感が定まらなかった。

 ユーロ円は伸び悩み。4時時点では162.65円と2時時点(162.54円)と比べて11銭程度のユーロ高水準だった。ダウ平均の大幅高をながめて162.90円付近まで値を上げるも、163円台に乗せるには至らず。その後はドル円の上昇一服もあり伸び悩んだ。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.07円 - 144.64円
ユーロドル:1.1191ドル - 1.1473ドル
ユーロ円:161.31円 - 163.13円


(川畑)
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