東京外国為替市場概況・8時 ドル円、上値重い

 14日の東京外国為替市場でドル円は上値が重い。8時時点では143.65円とニューヨーク市場の終値(143.54円)と比べて11銭程度のドル高水準だった。早朝取引で144.31円まで上昇する場面があったものの、前週末高値の144.64円を上抜けるには至らず、その後は143.51円まで上値を切り下げた。時間外のダウ先物が570ドル超高で始まった後に上げ幅を縮めており、相場の重しとなっている。
 なお、前週末に米政権はスマートフォンなどの電子機器を相互関税の対象から除外したが、ラトニック米商務長官は13日に電子機器などは今後予定している半導体関税の対象になると説明。トランプ米大統領は本日に半導体への関税措置について詳細を発表するという。

 ユーロドルは下げ渋り。8時時点では1.1333ドルとニューヨーク市場の終値(1.1355ドル)と比べて0.0022ドル程度のユーロ安水準だった。早朝に1.1280ドルまで下落したものの、その後は対円などでドル売りが進んだことに伴い、1.13ドル台半ばまで下値を切り上げた。

 ユーロ円は8時時点では162.81円とニューヨーク市場の終値(163.03円)と比べて22銭程度のユーロ安水準だった。早朝取引で163.55円まで上昇したが、その後はドル円と同じく上値が重くなった。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.51円 - 144.31円
ユーロドル:1.1280ドル - 1.1357ドル
ユーロ円:162.66円 - 163.55円

(岩間)
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