東京外国為替市場概況・17時 ドル円、下げ渋り

 14日午後の東京外国為替市場でドル円は下げ渋り。17時時点では143.07円と15時時点(142.76円)と比べて31銭程度のドル高水準だった。欧州通貨に対してのドル売りが進むと、対円でも徐々にドルが売られ、東京午前につけた安値を僅かに下抜け142.24円まで弱含んだ。ただ、日通し安値を更新後は下げ渋る展開になり、143円台まで買い戻しが入った。流動性が悪いこともあり値幅を伴って方向感なく上下している。

 ユーロドルは買い一服。17時時点では1.1389ドルと15時時点(1.1385ドル)と比べて0.0004ドル程度のユーロ高水準だった。欧州勢参入後は欧州通貨買い・ドル売りで始まり、ユーロドルは1.1425ドルまで上昇した。ただ、更に上値を買い上げる勢いはなく、買いは一服となっている。なお、ポンドドルは先週末高値を上抜け1.3174ドルまでじり高になり、その後も堅調地合いを維持している。

 ユーロ円は底堅い。17時時点では162.95円と15時時点(162.55円)と比べて40銭程度のユーロ高水準だった。ドル円が143円台まで買い戻しが入ったことで底堅く推移している。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.24円 - 144.31円
ユーロドル:1.1280ドル - 1.1425ドル
ユーロ円:162.10円 - 163.55円


(松井)
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