今日の株式見通し=上値が重いか 米国株は小幅な下落

 東京市場は上値の重い展開か。米国株は下落。ダウ平均は155ドル安の40368ドルで取引を終えた。金融株の好決算が確認できたことで序盤には買われる場面もあったが、関税に対する警戒感は根強く、失速してマイナス圏に沈んだ。ドル円は足元143円00銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて130円高の34490円、ドル建てが230円高の34590円で取引を終えた。

 CME225先物は高寄りを示唆しており、これを手がかりにスタートは強めとなるかもしれない。ただ、米国株の場中の動きはさえなかっただけに、買いは続かないだろう。日経平均は月曜・火曜と上昇はしたものの、高く始まった後は伸び悩んだ。グローバルで株式市場が落ち着きつつあるだけにマイナス圏に沈んでも売り急ぐ動きは出づらいとみるが、場中は強弱感が交錯して方向感に欠ける動きが続くだろう。日経平均の予想レンジは34000円-34550円。

(小針)
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