東京外国為替市場概況・15時 ドル円、弱含み

 16日午後の東京外国為替市場でドル円は弱含み。15時時点では142.14円と12時時点(142.71円)と比べて57銭程度のドル安水準だった。米10年債利回りが4.31%台まで低下し、ダウ先物や日経平均株価が下げ幅を拡大したことなどで、142.11円まで下値を広げた。
 トランプ米大統領は「インフレは下がっている。ほぼ全ての製品のコストは下がる見込み」などと述べた。

 ユーロドルは強含み。15時時点では1.1379ドルと12時時点(1.1327ドル)と比べて0.0052ドル程度のユーロ高水準だった。米10年債利回りが4.31%台まで低下したことで、一時1.1385ドルまで上値を伸ばした。

 ユーロ円は15時時点では161.68円と12時時点(161.59円)と比べて9銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルの上昇に連れて、161.70円前後まで強含みに推移した。

 オフショア人民元(CNH)円は、19.40円まで元安円高に推移し、豪ドル円も90.22円まで下値を広げた。

 ポンドドルは、3月英CPIが、前年比+2.6%と予想+2.7%を下回ったことで、1.3289ドルの本日高値の手前で伸び悩んだ。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:142.11円 - 143.28円
ユーロドル:1.1281ドル - 1.1385ドル
ユーロ円:161.36円 - 161.82円

(山下)
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