25日香港株=反発して始まるか、米政権の対中強硬姿勢が緩和との観測浮上

 25日の香港市場は前日の米株高の流れを引き継ぎ、反発して始まるか。トランプ米政権が関税を巡って中国への強硬姿勢を緩和し始めたとの見方から買いが先行しそうだ。報道によるとトランプ米大統領は24日、中国側と毎日接触していると発言。24日にも記者団に「彼らとは今朝会合をした」と強調した。また、米経済指標の悪化を受けた利下げがあり得るとの米連邦準備理事会(FRB)高官発言を受け、24日に米長期金利が低下したことも地合いの改善につながるだろう。

 もっとも、米中関税交渉の先行きが不透明な中、買い一巡後はハンセン指数が伸び悩む展開があり得る。中国商務部と外交部の報道官はそれぞれ24日に開いた記者会見で、米中関税交渉の開始を否定した。ベッセント米財務長官も23日、中国との協議はまだ始まっていないと明らかにした。

 24日のNY株式相場は、ダウ平均など主要3指数がそろって大幅に3日続伸した。貿易問題の進展期待を背景にメガキャップを中心に買い戻しの動きが続いた。香港株の米国預託証券(ADR)は大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、英金融大手のHSBC(00005)、取引所運営の香港証券取引所(00388)が香港終値を上回って引けた。
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