欧州外国為替市場概況・20時 ドル円 もみ合い

 15日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。20時時点では145.97円と17時時点(145.89円)と比べて8銭程度のドル高水準だった。145.49円を安値に下げ渋ったが、戻りは146円近辺にとどめ、145円後半でのこう着と上値の重い動き。日米協議での円安是正への警戒感が根強く、円買い圧力が残されている。

 ユーロドルは小動き。20時時点では1.1200ドルと17時時点(1.1197ドル)と比べて0.0003ドル程度のユーロ高水準だった。1.12ドルを挟んで小幅の振幅。手がかりが乏しく、この後に4月米卸売物価指数(PPI)や4月米小売売上高など注目指標の発表を控えていることもあり動意が鈍い。1-3月期ユーロ圏GDP改定値は前期比で+0.3%と速報値の+0.4%から下方修正され、前年比では+1.2%と速報値と一致した。

 ユーロ円は20時時点では163.49円と17時時点(163.35円)と比べて14銭程度のユーロ高水準だった。ドル円とユーロドルの動きが落ち着いたこともあり、ユーロ円は163.40円を挟んだ狭いレンジ内での上下に終始した。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:145.49円 - 146.75円
ユーロドル:1.1173ドル - 1.1228ドル
ユーロ円:163.27円 - 164.07円


(金)
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