19日香港株=上値重いか、中国の4月主要経済指標に注目

 週明け19日の香港市場は上値が重いか。米国と中国が10-11日の高官協議で関税の90日間停止に合意しており、最終的な貿易協定に向けた交渉の進展を見極めたい気分が強そうだ。トランプ米大統領は16日に放送された米『FOXニュース』のインタビューで、習近平国家主席との直接会談に意欲を示したものの、具体的な首脳会談の予定には言及しなかった。

 中国国家統計局が日本時間午前11時に発表する2025年4月の鉱工業生産などの主要経済指標が注目の材料となる。決算を受けた個別物色も引き続き活発だろう。きょうはハンセン指数構成銘柄の阿里健康(00241)が2025年3月本決算、トリップ・ドットコム(09961)が25年1-3月期決算を発表する。

 16日のNY株式相場はダウ平均が続伸。前日まで8日続落していたユナイテッドヘルスが押し目買いで大きく反発し、相場を押し上げた。ハイテク株主体のナスダック総合は反発した。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、中国ネット通販のアリババ集団(09988)や香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)が上回って引けた。
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