今日の株式見通し=堅調か 米国株の大幅高や一段の円安が追い風に

 東京市場は堅調か。休場明けの米国株は上昇。ダウ平均は740ドル高の42343ドルで取引を終えた。トランプ大統領がEUへの関税発動延期を表明したことを好感した買いが入った。5月の消費者信頼感指数が市場予想を上回り、景気後退に対する警戒が後退したことも株高を後押しし、3指数がそろって高値圏で終了。ナスダックとS&P500は2%台の上昇となった。為替市場では一段と円安が進行しており、ドル円は足元144円20銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて530円高の38350円、ドル建てが555円高の38375円で取引を終えた。

 日本株は休場明けの米国株が強いであろうことを織り込んで月曜、火曜と上昇している。それでも、ダウ平均が23日の下げ分(256ドル安)を大きく上回る上げ幅となったことや円安進行を追い風に、一段と水準を切り上げると予想する。CME225先物からは、スタートから38000円を上回る展開が想定される。寄った後は目先の利益を確定させる売りも出てくるとみるが、地合いが大きく改善する中、萎めば改めての買いが入ることで強い基調が続くと予想する。日経平均の予想レンジは38000円-38500円。
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