欧州外国為替市場概況・20時 ドル円、じり安

 12日の欧州外国為替市場でドル円はじり安。20時時点では143.54円と17時時点(143.87円)と比べて33銭程度のドル安水準だった。中東情勢を懸念して退避先通貨として買われているスイスフランに対するドル軟化、時間外取引の米10年債利回り低下や米株価指数先物の下落が重し。143.45円まで下値を探った。

 スイスフランは堅調。退避先通貨としてスイスフランを買う動きが継続。対ドルで一時0.8118フラン、対円で176.75円までスイスフラン買いが強まった。

 ユーロドルは上伸。20時時点では1.1592ドルと17時時点(1.1526ドル)と比べて0.0066ドル程度のユーロ高水準だった。対ドルでスイスフランに連れ高となり、1.1610ドルまで年初来高値を更新。2021年11月以来の高値圏で推移した。

 ユーロ円も上昇。20時時点では166.40円と、17時時点(165.83円)と比べて57銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルやスイスフラン円と同様に上値を伸ばし、昨日高値166.42円を上回り年初来高値を更新。昨年10月31日以来の高値166.56円をつけた。

 
本日これまでの参考レンジ
ドル円:143.45円 - 144.57円
ユーロドル:1.1485ドル - 1.1610ドル
ユーロ円:165.50円 - 166.56

(関口)
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