欧州外国為替市場概況・20時 ユーロドル、強含み

 15日の欧州外国為替市場でユーロドルは強含み。20時時点では1.0058ドルと17時時点(1.0028ドル)と比べて0.0030ドル程度のユーロ高水準だった。ドラギ伊首相の辞任報道を受けて前日3%安となった伊株価指数が反発したほか、他の欧州株も総じて底堅く推移。欧州株高を背景にしたリスクオンの買いが入り、一時1.0059ドルまで本日高値を更新した。

 ドル円は伸び悩み。20時時点では138.69円と17時時点(138.91円)と比べて22銭程度のドル安水準だった。17時前に138.94円付近まで上昇する場面があったものの、その後は138.60円台まで伸び悩む展開に。対欧州・資源国通貨などでドル売りが進んだ影響を受けた。
 なお、米ドルカナダドルは原油先物価格の上昇を受け、1.3067カナダドルの安値まで米ドル安・カナダドル高が進んだ。

 ユーロ円は20時時点では139.51円と17時時点(139.31円)と比べて20銭程度のユーロ高水準だった。ユーロドルと同様に買い戻しが進み、本日高値の139.53円に迫る水準まで値を上げた。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.56円 - 139.13円
ユーロドル:1.0007ドル - 1.0059ドル
ユーロ円:138.75円 - 139.53円

(岩間)
株式会社DZHフィナンシャルリサーチより提供している情報(以下「情報」といいます。)は、 情報提供を目的とするものであり、特定通貨の売買や、投資判断ならびに外国為替証拠金取引その他金融商品の投資勧誘を目的としたものではありません。 投資に関する最終決定はあくまでお客様ご自身の判断と責任において行ってください。情報の内容につきましては、弊社が正確性、確実性を保証するものではありません。 また、予告なしに内容を変更することがありますのでご注意ください。 商用目的で情報の内容を第三者へ提供、再配信を行うこと、独自に加工すること、複写もしくは加工したものを第三者に譲渡または使用させることは出来ません。 情報の内容によって生じた如何なる損害についても、弊社は一切の責任を負いません。