欧州外国為替市場概況・22時 ドル円、もみ合い

 14日の欧州外国為替市場でドル円はもみ合い。22時時点では139.13円と20時時点(139.06円)と比べて7銭程度のドル高水準だった。NY勢の参入後に米10年債利回りが2.90%台まで低下した場面では138.74円付近まで弱含んだものの、米金利はその後すぐに2.97%台まで再び上昇したため、売りの勢いも長続きはしなかった。
 なお、6月米卸売物価指数(PPI)は総じて市場予想を上回る結果となったが、昨日の米消費者物価指数(CPI)と比較して相場への影響は限られた。

 ユーロドルは弱含み。22時時点では1.0002ドルと20時時点(1.0015ドル)と比べて0.0013ドル程度のユーロ安水準だった。欧州時間に戻りの鈍さを確認したほか、対資源国通貨などでドル高が進んだ影響もあり、一時1.0002ドルまでじわりと売りに押された。
 米ドルカナダドルは一時1.3173カナダドルまで米ドル高・カナダドル安が進行。原油先物価格の下落などを受けて産油国通貨であるカナダドルはさえない動きが続いている。

 ユーロ円は22時時点では139.17円と20時時点(139.29円)と比べて12銭程度のユーロ安水準だった。NY勢の参入後に139.00円割れ水準まで弱含む場面があったものの、一巡後はドル円と同様に下げ渋った。


本日これまでの参考レンジ
ドル円:137.28円 - 139.39円
ユーロドル:1.0002ドル - 1.0065ドル
ユーロ円:137.99円 - 139.77円

(岩間)
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