東京外国為替市場概況・12時 ドル円、もみ合い

 19日の東京外国為替市場でドル円はもみ合い。12時時点では138.19円とニューヨーク市場の終値(138.14円)と比べて5銭程度のドル高水準だった。日経平均が再び買い優勢になると強含む場面もあったが、特段のドル買い材料も見当たらないなかで一巡後は138.10円台まで下押しされた。
 
 なお豪ドルは対ドルで0.6831ドル、対円でも94.41円まで強含み。本日公表された7月の豪準備銀行(RBA)議事要旨では、「労働市場やインフレの状況を踏まえると、金利水準はなお極めて低い」とし、金利正常化に向けた動きの継続が確認された。なお、豪インフレ率については、「2022年後半にピークを迎え、23年には2-3%台まで低下すると予想」としている。

 ユーロ円は上値が重い。12時時点では139.98円とニューヨーク市場の終値(140.12円)と比べて14銭程度のユーロ安水準だった。日本株高も支えとならず、11時前には140.10円台から139.82円まで急ピッチで値を下げた。その後、豪ドル円につれる形で140円台を回復したものの、買い戻しの勢いは強まらなかった。

 ユーロドルは12時時点では1.0129ドルとニューヨーク市場の終値(1.0143ドル)と比べて0.0014ドル程度のユーロ安水準だった。ユーロ円が売り込まれたタイミングで1.0120ドルまで下値を広げた。もっとも一巡後は1.0130ドル台まで持ち直すなど、明確な方向感は出ていない。

本日これまでの参考レンジ
ドル円:138.05円 - 138.39円
ユーロドル:1.0120ドル - 1.0148ドル
ユーロ円:139.82円 - 140.37円


(小針)
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